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9.11平和を書こう「あさひ」6



私は駆け寄った。

「旭!お前はいいんだ、お前は何も悪くない!」
私は抱きしめる。

「違うよ、聡さん、僕、ざまあみろって思った!僕のこと追いかけて、ここに押しかけようとしたんだ!くそババアはお母さんを不幸にしたんだ!僕の事殴るんだ。
悪いことしたら、悪いことされる!当然なんだ!テロリストと同じ、あいつだって悪者だから!」

「旭!」

すぐ横に、刑事が立っている。
「君が旭くんかい?お父さんを庇わなくていいんだよ?」

旭の、動きが止まった。

「違います!刑事さん、子供を巻き込まないで……」
こいつら、何を!

「お父さんは、悪い人じゃない、分かってるよ、ただね……」
「お父さん……?」
腕の中で、旭がつぶやく。

私は彼の瞳をまっすぐ見ることが出来ない。
そのまま寝室に連れて行こうとするのに、男たちは私の肩を押しとどめる。

「ちょっと、待ってください!旭……」

「そう、旭くん、私たちはね、君のお父さんと話があるんだ」

「お父さん……?」
旭の顔は紅潮し、頬に涙がこぼれていく。

だめだ、もう、だめだ。
そう思ったのと同時に、旭は私を突き放そうとした。

「嘘だ!違うよ、お父さんは死んだんだ!お父さんは、違うよ、……嘘だぁ!」


旭の声は、悲鳴に似ていた。


腕の中で崩れるのを感じた。
彼の体も、心も。


私は、旭をひどく傷つけた。






病院の庭に、忘れられた向日葵が黒くすすけてうつむいていた。
日が傾くと風は急に涼しくなる。

私は病院の庭で、旭と一緒に座っていた。三人がけの白いベンチの端と端。二人の間には子供なら二人は座れそうだった。いや、由香里が間にいれば家族のようになれたのかもしれない。

義母は意識を取り戻した。結局、彼女は転んで花壇の角にぶつかったのだと証言した。それを聞いた旭は何も言わなかった。真実だったのかもしれないし、義母なりの精一杯の愛情なのかもしれなかった。
由香里の病院で偶然旭を見かけた彼女は、私に金を要求しようと旭に近づいたのだという。喧嘩になりいつものように旭を殴った。旭も、やり返した。
その結果がこの事件の真相となった。
義母が事故だと証言し、血縁関係でもあったために警察はつまらなそうに調書を破った。


もちろん、私の疑いも晴れた。
しかし、あの日。

私の正体を知った旭は、そのまま倒れてしまった。
風邪で発熱していたこともあり、二日間、病院にいた。その間私は警察に出頭したり、義母と六年ぶりに顔をあわせたりと、旭の様子は病院の担当医師に聞くだけだった。

医師の話では、私に会うことを拒否する様子もないし大丈夫だろうということで、退院する旭を迎えに来たのだった。



小さくたたんだ服を傍らに置き、旭はベッドに座っていた。
私を認めると、視線をそらしてうつむいた。

必要なこと以外口にしない私に、旭はただ黙っていた。
病院の玄関を出て、なぜか私はこの場所を選んだ。
他人のいる病院の中ではなく、運転しなければならない車の中ではなく。
この静かな場所で二人きりで話したかった。

言い訳がましいかもしれない。
それでも、話さなければ。


医師の言葉が思い出された。
「あなたしか溝は埋められません。よく話し合ってください」
彼はまた面白そうに悪戯っぽい目をした。
「しかし、子供のためとはいえ、自分を死んだことにするなんて、そうそう、出来ないことだと思いますよ。……旭くんにも、同じことを伝えておきました」


ベンチの隅で、旭は膝の上に置いた手を、もじもじとさせていた。
やはり、横顔は由香里に似ていた。

「旭。ごめんな」

黙っている。

「もう、知ってると思うけど。私はお前のお父さんなんだ。離婚した後お母さんは、お前にあの事件で死んだのだと教えた。お母さんもそうやって忘れたかったのかもしれない」

「……」

「ごめんな。お前を迎えに行った時、言い出せなかったんだ。私は、その。父親とは言えない状態だったし、ましてや英雄でもない」

視線を感じて旭の方を見ると、今度は彼がうつむき足元を見る。

「嘘をついたお母さんと、テロリストとどっちが悪いの」

うつむいたまま、旭が吐いた言葉は私の息を詰まらせた。
何も答えられなかった。


「僕はお父さんを殺したテロリストを憎んだ。悪い奴は憎まれて当然なんだ。テレビでもそう言ってた。だからババアも憎んだ。なのに。お父さんが殺されてないなら、僕はどうすればいいの?」

なんて、言ってあげればいいのか。
旭は顔を上げて私を見た。

「死んだお父さんのために、僕はテロリストを許さない、消防士になるんだって、そう言ってきたの、それ、僕は嘘をついたことになるの?」

私は首を横に振った。

「僕、悪いやつだ」

旭は膝に顔をうずめていた。

「お前は何も悪くないだろう?」
そう言ってもまた、首を横に振るだけだ。

「旭、ごめんな。悪いのはお前じゃないよ、全部私が悪いんだよ」
「違う、違う!」

抱えた膝を握り締める小さな手。伏せた横顔がうずもれている。
涙声の旭が続けた。

「お母さんが悪くなくて、テロリストも悪くないなら、僕が悪いんだ!」

「旭、違うよ、悪いのは私だ!」

「聡さんは悪くないんだ、悪くない!」

「どうして!?私が、お前にきちんと話さなかった、それが一番悪いんだ」

「違う、違うもん……聡さんは、悪くない、僕の味方だから、僕の……お父さんだから」

「じゃあ、旭。お前は私の子供だから。悪くなんかないよ」


大きな目を目一杯広げて、旭は私を見上げた。
お父さんだから悪くない、それが、無性に嬉しかった。だから笑ってしまった。
旭がどれほど混乱したのか知れないのに、私は嬉しかった。

「ええと」
旭は言葉に詰まった。

「旭。誰も、悪くない」
小さな頭の柔らかい髪を何度もなでた。

「でも、……僕。あの事件で、たくさんの人が死んじゃって。
残された人の悲しい気持ちすごく分かる。僕も同じだと思ってたのに。
僕だけお父さんがいたんだ、生きてたんだ。

それ、嬉しいんだ。

他の、本当に大切な人が死んじゃった人たちに悪いって思うのに……嬉しいんだ。僕は悪い奴だ」



秋風が吹いた。
うつむいた向日葵が揺れて、足元の影も揺れる。

悪者がいないと正義が成り立たないかのように思うんだろう。

旭は憎む対象を持つことで自分を保ってきた。それは理想論で言えば正しい在り方ではない。けれど、否定することは出来ない。旭には生きていくために必要だった。

今、彼が幼いころから培ってきた正義ってものが崩壊した。

それはもしかしたら、大人になることに似ているのかもしれない。


私は迷わず我が子の肩を抱いた。


「いいかい、旭。家族でもお金でも、なんでも。誰かにあって、自分にはない。そうやって比べたり、羨ましいと感じたりすることから争いが起こるんだよ。お前だってつらいことがたくさん会ったろう?だから、嬉しいことがあったって何にも悪くない。すぐじゃなくてもいいから。お父さんが生きていたことを誇りに思ってほしいなぁ。胸張って、堂々と嬉しいと言ってほしい」


「私はお前がいてくれて、こんなに嬉しいんだから」





あとがきは続きから↓




ええと。
平和って。考えても考えても難しいことで。
こんな風にしか、描けなかったです…(@@)

読んでくださった皆様、この企画に誘ってくださった澪流さん、ありがとうございます!
この企画。
「野いちご」で、9・11にあわせていっせいに公開予定の「平和を書こう」をテーマにした企画小説です。
リンクから、参加者名簿を掲載している澪流さんのページに行けます。
読んでみたいなって想われたら、参加者名を「野いちご」トップページの検索で探してみてください。作品の頭に【黙祷】とされているので、分かると想います。
普段、あまり考えることのない「平和」というテーマ。
少しだけ考えるきっかけになればと思います♪

澪流さん「お知らせ板」内企画参加者名簿へ
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花さん!

ごめんなさいね~!!
テンプレを変えたときに、作品を全部日付を過去順、しかも作品ごと連続させないといけなくて…ちょっと、日付変更したんです(><)
分かりにくかったね~!

でも二回目の感想、やっぱり嬉しい♪
泣かせてしまいました?…むふふ(←?)
純粋…いいなぁ~。
自分に無いものを求めてしまうのかもしれないです。
これ、実は「虐待を受けている障害のある児童の保護」を仕事にしている方と知り合って、何となく刺激を受けたものです。
彼にはとても。見せることは出来ません。
何しろ、本当の現実を見ている方だもの。テロについてもね。
結局、自分の体験でない限り、こういう作品はどこか甘さが残るんだと思う。でも甘いからこそ、なんとか作品になりえるのかもしれない。

失敬!!

既視感ある筈ですよね、前に読んでましたもんw
皆さんのコメントを読んでいて、自分のコメントに気付いたバカがここにいます;;
でも、改めて読み直してもいい作品だったということで。
大変失礼致しましたっ!

最初に感じたのは、強い既視感でした。
どこで、いつだったかは忘れたんですが、『殉死したことにされて、嘘をついて我が子を育てる父親』という設定の話を以前に読んだ覚えがあります。別にそれだけで、決して他意はないのですが。
そして最後まで読んで、教室にもかかわらず泣きそうになりました。
らんららさんの書く人たちは、やっぱりみんな優しくて。特に私の苦手な、純粋で真っ直ぐな男の子を描くのが抜群に上手いから。
涙が溢れてきちゃうんですね、危ない危ない^^
誰かに悪を求めないと正義を成り立たせられないのは、確かに幼くよくある正義論ですね。
それなのに、その幼い正義論がまだ大分社会に浸透している気がします。恐いなぁ。
と、『平和』よりもそんなことを考えてしまった風花なのでした。

あくびさん♪

ありがとうございます!!
初挑戦の現代小説でした。(^^)
まだまだ、平和というものについて考えると、上手く答えが出なくて。
でも、本当はそれが正解なのカナとか。
いろいろと考えさせられた企画でした。
こちらまで読みに来てくださってありがとうございます!!

ありがとうございます!

ここに書いていいのかな?
書き込みできるカナ?

読ませてくれてありがとう‥
それが読後の感想です。

旭の気持ちが痛いほど入ってきて、子供には優しく接したい(今は姪に)と思いました。

そして
お祖母さん‥
最後にやってくれた。
ホントは良い人でいたかったのカモですネ。

平和を考えるだけではなく、一つの作品として楽しませて頂きました。

ありがとうございました!

ひろ。さん!!

ありがとうございます!
らんららも初めて別の視点から少年を描いて見ました。

大人だからこそ、そこまで見て、感じることのできるものってありますね♪子ども自身は自分のことを客観的には見られないから。
貴重な体験でした。
ふふ。やはり。ひろ。さんのツボ、旭くん♪
うぉ~!!男の子欲しい~!!(←なんの叫びか…)

読みにきました。

相変わらず、なかなか遊びに来ない怠け者が、ようやくやってきました。
おはようございます。

「あさひ」一気に読ませていただきましたよ!
PCで読むのには、丁度良い長さだったし(ごめんね、やっぱりPCで読むの苦手なの…)、心の描写が巧いのでぐいぐいと引き込まれて読んでしまいました。
聡さんの一人称で語られる旭くんが、とてもいいです。
本当に際立たせたいものは、他人の目から語らせた方が巧くいくのかも、そんなことを学ばせてもらいました。

ついつい少年好きの視点で感想を述べちゃいますが、旭くん、凄くいい!!
大好きです。
旭君の気持ちをすごく良く捉えているなぁと感心しました。
子供は、そう。絶対的なものとして、正義と悪が心の中に存在しているんだよね。白か黒か? 灰色の現実なんか許さないんだ。
そういう眩しいところが、旭くんの全身からにじみ出ていて、だから、好きです。

花さん♪

うわ~♪ありがとう!!
そんなに褒められちゃうと調子に乗るわよ?v-391
今回のは、長さと描写と、表現が、まとまりがあってよかったかなと。
このくらいの長さの短編を書くのって面白いね♪花さんのSSとか、好きだよ~!!さくっと分かって、メッセージ性が強くて。ユーモアもある♪

また、いろいろと、挑戦してみようかな…でも、本編が主なお仕事って思っているので、そちらの力が抜けないように、がんばります♪

ホントにもっと早く読むべきだった…。

らんららさんの書く現代小説、本当に大好きだ…。
もう、何でらんららさん本出してないのか不思議でなりません。そこらへんの流行作家より、よっぽど真っ直ぐに上手じゃないですか!
名乗り出ることが出来ないために、自分の罪と向かい合えない聡さん。
自分の身を守るため、正義であろうとするばかりに他が見えない旭君。
どちらも辛くて、悲しくて、苦しい思いを抱えながら、前を向いて生きている。
世界の「平和」と身近な「平和」が纏めて取り上げられていて、物凄く考えさせられるお話でした。
>「私はお前がいてくれて、こんなに嬉しいんだから」
生まれてきてくれてありがとう。それ以上の言葉はありませんね。
ご馳走様でした。

石和さん♪

気になさらないで~♪
ちょうど、テンプレとかも変えたしね。また、作品も普段と違うので(笑)
きらきらしたイメージ!?嬉しい~♪

緋村さん♪

素晴らしいタイミングでコメントをいただいて、思わず感動しました!!
「野いちご」では9.11の午前零時にいっせいに公開しました。なので、その寸前にいただいたことになります♪
これでいいのかなぁと、とても迷っていて。その、最後の一押しをもらった気分でした。
子供は変わっていける。
その可能性に明るさを見出していただいて♪

(いえね、そのために三歳より後に虐待ということにしました。三歳までに受けていたら一生心に残りますから…。)
読んでくださって、感想いただいて、うれしいです!
今回の企画はとても、勉強になりました!

失礼いたしました!

…すみませーん(T T)
……なんか、らんららさんとchachaさんって、
同じ時期にお知り合いになったのと、お二人ともステキなお姉さんってイメージがあるのと、お名前がキラキラしてる(?)ので、自分の中で間違えちゃうらしんです…。はわはわはわっ。気をつけます…(T△T)

感動しました。

一つの衝撃は、少年に偏った価値観を生んでしまった。
 タイトルからして、舞台は、NYだったりとか、想像していましたが、読み始めて、この物語の芯に通ずるもののような形が見えてきました。
 父親の葛藤は、見てて、こちらも、はらはらいらいらとしました。
 この子の今後の、人生が気になります。だが、子供という時期(特に、僕が生きているこの青年期)なんてものは、ほんの一瞬で、今までの世界がいっきに瓦解したり、それが良い方向に向かうか、悪い方向に向かうかは別として、だんだんと大人になっていくものですよね。
 今は、父子で足りなかった分の暖をとってもらいたいです。
 

コメントありがとうございます!

石和仙衣さん♪
えと。chachaさんと間違ってしまったんですね(^^;)
子供のほうがきっと、平和であれ、とまっすぐに言えるんですよね。大人はいろいろと、歪んだものやきれいでないものを飲み込みながらあきらめながら生きていくから。
上の階のご夫婦、今日も…も、ですか…嫌ですよね、人の喧嘩を聞いてなきゃいけないのって。といいつつ、らんららもときどきやってますが…一戸建てだからそれほど回りに迷惑はかけてないかなと(笑)
大小関らず、平和なのが一番ですよね!


安積翠子ちゃん
おお、読んでくれたのね!ありがとう!
いやぁ、あんまりこういうの書かないから恥ずかしいのだけど。あなたにこんな素晴らしい感想をいただけるとは!!
そっちのが私は感動です!(^^)


直治さん♪
うわ~!!読んでくださって、しかも感想まで!えへへ、ずうずうしくお願いしちゃったかいがありました!今回は短編の予定でしたので一人称で行けるかなと思いまして。それに、テーマに対するらんららの考えや立場を聡さんに代弁してもらいたくて。
じぃん!とですか!?(>v<)うれしいなぁ~!!
らんらら自身は感激屋なので、些細な台詞で涙しながら書いていたりします。それがどこまで読む人に伝わるのか、分からない。人によって読み取ったり入り込んだりする深さやツボが違うので。
でも、直治さんの心に響いたのは本当に嬉しいです!
大人と子供、らんららの書く小説のコンセプトのようになっています。今回は初めて大人側の視点だったので、子供の行動や考えまで思考が及ぶので表現しやすかったです。
今回初めてこういう作品を書いてみたのですが…案外楽しかった♪
また、ぽつぽつと挑戦してみたいと思っています。

ぬこ&えふぃさん

すみません!
そうでしたか!(ずっと気になっていたのですが、思いきって聞いてみてよかったです♪)
失礼しました♪
ぬこ&えふぃさん♪これからもよろしくお願いします♪

こちらでは、はじめまして

勇気を出して書き込ませて戴きます!

何日かかけて読み進み、また戻ってみたりして、じっくりと読破させて戴きました。

主題と共に新鮮だったのが、今回は登場人物、聡さんの視点でストーリーが展開していったことでした。以前、一人称での展開について、お話を聞いたこともあって、よしきたぁ!と思いました(笑)
登場人物の心理描写がよりリアルで、そのことを思うと途中、じぃんときて読み進める手を止めてしまうことも多々、ありました。
経験を積んだ大人と、まだ自分の感じることが世界のすべてである子供と、二つの違った観点で、ひとつのテーマについての思考を展開しなければならないことは、とても難しかったと思います。それでも、大人と子供の世代間のギャップや、価値観の相違が、見事に描写されていて、読了後、モニターの前で一人、拍手を送ってしまいました。あくまでこっそりと!(笑)

まだ、読後の興奮醒めやらぬ心境で、内容がまとまっていなかったり、文法がメチャクチャだったりという点が多々あるやも知れませんが、是非、親や同世代の友人など、色々な人に読んで欲しい作品だなぁ、と思いました。

いい小説でした!

……というありきたりの言葉で片付けてしまってもいいのかな?と思うほど、様々なテーマが盛り込まれていて、話に引き込まれました。
虐待の連鎖と、親子の精神的依存、エリート会社での駆け引き、そして、父親の無意識の逃げ。
この中のどれも話の中では解決していないように思うのですが、暴力とはいえ、祖母を殴ることが出来た旭の中に救いを感じました。
人を殺したい欲望は、今の自分を変えたいと思っている者が抱く気持ちだからです。
一見旭は同情される存在でいるようで、その実一番強く、周りを救う者であると感じました。
旭によって大人になるのは、父親の方なのです。

なんちって、偉そうな感想、申し訳ありませんでした~。
でも、色々考えてしまったのよ。
考えさせられる、つまりそれだけ小説に力があるということだよね。
堪能させていただきました。
ありがとう!

ちがう一面

らんららさんの、ちがう一面を見られた気がします。
よかったです。

小さい頃、
世界中の人達が平和でありたいと望んでいるのに、
なんで世界が平和にならないんだろうって、ずっと思ってました。

今日も、上の階のご夫婦がケンカをしております。
とりあえず、身近な平和を願う、ミクロな石和です…i-229

HNぬこは結構多そうなので、ぬこ&えふぃと仮名で活動いたします。
ちなみに、「野いちご」には参加してませんーので別ぬこでした。

コメント、ありがとうございます!

ぬこさん♪
初めまして~って♪ずっと気になっていたのだけれど、ぬこさんって、「野いちご」の「ID01」のぬこさんなんでしょうか…分かってなくて…(^^)
ありがとうございます!のぞいて下さっていたなんて、嬉しいです!
はい、今回のテーマ、普通に戦争とかテロとか描くのは難しくて。もっと身近な部分から平和を考えたいと思いました♪


史間さん♪
おお、一気読みありがとうございます!(というかそう仕向けたくせに…笑)
野いちごは、どっぷりだと疲れるので(笑)少しずつ、自分のペースで参加中です。でも、課題とか、こういったものとか。普段自分では絶対しないようなことに挑戦するのも、勉強だなぁと。
うん「平和」「正義」やっぱり、みんなどこか歯の浮くような感じを持っているんですよね。当事者でもないし強く必要だと感じなくてもいいし。
聡の姿を借りてそう言う立場を描いてみたかったのです。
おお、ご指摘のところ!旭が善悪(あくまでも彼の勝手な基準です^^)にこだわるところを冒頭できっちりしなきゃと思ったのだけれど、結局あいまいになっている…見事突かれました(笑)分かりにくくて、すみません。旭は物心ついたときから父親を知りませんから。父親を思って泣くのは悲しいのではなく寂しいのです。その辺り、きっちり表現できてないなぁ…。
まだまだ、勉強だなっと。実感しました!


かいりさん♪
良い話!(>v<)嬉しい~♪
旭くん、直ぐには変われないでしょうけど、きっと変われます!
子供が大人になるように。きっとね。
彼らに明るい未来を感じていただけたのが嬉しいです!
はい。愛情たっぷりなので、きっと大丈夫♪



ユミさん♪
そうですね。一概に言うことの出来ない「善悪」。小さい頃は、案外一方的に大人が教え込むものです。らんららが小学校の先生になるのを止めたのはそのためでした。一方的に押し付ける倫理観なんて、絶対に子供の心に響かないぞと。
また、それを話す先生の心はいったいどうなっているのかと。
苦しくて、止めておきました。
おばあちゃんが庇ってくれた、かどうかはあいまいにさせてもらったのですが(短編の予定なのであまりここで新しい人を出したくなかった…^^)旭君がそれに感謝できるようになるのはまだ、先のことでしょうし。お祖母ちゃんにも理由がある、ということを思いやることが出来るのも、これからですね。
ユミさんのように、実際に関った方に、この作品がどう映るのか、とても心配です。
結局、らんららは想像でしか描けませんし。
設定自体を不快に思う方も中にはいらっしゃるかなと。
なので、実はとっても不安でした。
最後の旭がいった言葉。本当は、この作品が「平和や9.11」をテーマとしたものでないのであれば、書かなかったかもしれません。コレまで正義感で凝り固まっていた9歳が、この考えになるかどうかは、怪しいと。(暴露してますね…^^;)
でも。
読んでくださる方への、らんららからのメッセージでもあります。
悲しいことを思い出させてしまって、すみません。
ユミさんの中で、この作品が良い印象であることを祈ってます♪

ようやく読み終えました^^

旭くんが抱えていたもの、大人たちの想像を遥かに超えたものでしたね。
誰かが悪くなきゃいけないような世の中…。誰も悪くないのに、誰かにとっては
いい人でも、誰かにとっては嫌な人になっていたりして。
考え方も、それまで歩んできた人生も、一人ひとり違うから仕方がないんですけど、
できることなら、幸せや平和に向かう方向が同じ人が多ければいいな~なんて、
理想論を持っています。
おばあちゃんが庇ってくれたことで、旭くんの心も穏やかになったかな?
これから彼は、どんな夢や希望を持って生きていくのだろう。旭くんの将来が
ちょっぴり気になります♪

人を憎んではいけない。
そうは思いつつ、自分の家族や愛する人を、一瞬のうちに奪われたりしたら、
そんな気持ち、ふっとんでしまうでしょうね。
わたしがあのテロで亡くした友人は、そのちょうど1年ほど前に、わたしが
勤めていた会社にインターン生として来日し、同じ部署で働いていたのです。
富士山に一緒に登ったり、夜行バスに乗って大阪に行って、わたしの元彼と
遊んだりと…思い出がいっぱいです。

復讐は、次の惨劇を呼ぶ。

それは分かっていても、やりきれない気持ちでいっぱいです。

旭くんの言葉、
「他の、本当に大切な人が死んじゃった人たちに悪いって思うのに…嬉しいんだ。」
これは、誰もの正直な気持ちだと思います。
生き残った人たちが伝えていくことはたくさんあるでしょう。
旭くんには、これまでもち続けていた気持ちも忘れないで、一生懸命生きて
行って欲しいものです。

あぁ、ダラダラとすみません。
感動しすぎて涙+涙でした。

ジーンときました*><*

良い話をありがとうございました!
旭君が無垢で可愛くて。お父さんは不器用で。
もう途中読んでいてとってももどかしかったです!
きっと旭君は今真っ白になったんじゃないかな?(良い意味で
これからお父さんと、今までと同じで、少し違った旭君になっていくんじゃないかなと思いました。
消防士になる夢はずっと変わらず持っていて欲しいなぁ。
でもこれからの人生変わっても有りだと思うのですよ^^
そしてきっと、もう旭君は「悪いから」と人を打つことはないですよね。
お父さん、これからも頑張って!!
出来たら、お母さんとも。

今、3人ベンチに座った、幸せな絵が頭に浮かびました^^

うきゃ、ぬこさん、史間さん

時間がなくなっちゃった!
コメントのお返し、また、後でします!ごめんなさい!

chachaさん♪

ありがとうございます!
>正義と悪とは難しい関係だと、私は思います。
>皆、同じ方向から景色を眺めることは出来ないのですから。
>それでも、幼い頃から辛い目に遭ってきた旭が正義に執着する理由、悪はいけないことで、何をやっても許されるという理由はとてもわかって。痛々しかったですが。

>子供が背負うには、重過ぎるもの。

>聡がそれに気づき、その荷をとってやることが出来たようで、それが本当に心から嬉しかったです。

はい!もう、しっかりchachaさんに届いて嬉しいです!(><)
らんららも実は善悪とか、正義とかおこがましくてかけない人なのです。勧善懲悪もの苦手ですし。
このテーマを聞いたとき、うわ、かけない、と思ったのが正直なところでした。
けれど、自分の目線を聡に合わせて、聡に語らせるのが、一番「今自分が思う正義とか平和とかそういうもの」を表現できるかなぁと。

とても、とてもこの小説は、深く考えれば考えるほど、誰かに読んでもらうのが怖い作品でもあります。
いえ、この小説というより、この「平和」というテーマで描く小説、ということかな。
きっとみんな、同じことを感じると思うんですよね、描くことに躊躇すると思う。

らんららは虐待とか、いじめとか、離婚とか暴力とか、ほとんど経験のない幸せな人間です。だから、野いちごでノンフィクションとして描かれるそれらを見るとひどく心が痛くて。
真実に勝るフィクションはないですから。

自分では描くことが難しいけれど心が傷むよ、ということを誰かに伝えたいのかもしれないです。この思いはらんららにとってノンフィクションですし。
だからこういう作品になったのかなぁ~。

自分で何かいてるかわかんなくなってきた(笑)
野いちごでのあとがき、もうちょっとしっかり書こうかなと、今コレを書いていて思いました♪

只者ではない?ふふ、chachaさんだって♪

うーん

一気に読みました!
野いちごコミュ活発そうですねー。私は、もろもろの事情と意思があって参加させてもらっていませんが(汗)、つながりってすごい!

平和とか正義。
実は、この手触り感のない言葉を、私は多用できない人です。
「平和」とか「正義」、「悪」や「善」(まあ、これは仏教思想になれば別ですけど)って、結局主観なんですよね。
皆さまもう書かれていますので割愛させていただきますが(笑)

なので、旭が(自分の主観で)はっきり正義や悪を整理できていた、
その状況が飲み込みづらかったです(スミマセン)

私はテロという形で大切な人を亡くした経験はありませんが、
自我が確立されたいい歳の姉さんでも、
大切な人の死は、どこに立っているか分からなくなるくらい、辛かったですもの…。

うーん、難しいですね~

実はらんららさんの小説に書き込みするのは初めてだと思いますが、毎度、ちょくちょく拝見していました。

911テロのストーリーということもあり、身構えて読んでいたんですが、親子の愛情のあり方とか、そういった描き方に心惹かれました。


読みました(↑マネ)

なんというか、もぉ。
読み終わりってすぐに言葉が出てこないものですね^^;
とにかく、やっぱりらんららさんは只者じゃないなと(笑)

9.11
あれはtakagaさんが言うように、戦争でしたね。
旭の中ではお父さんは戦死した人で。それでも、正義の為に死んだからと思い続けて今まで生きてきて。
それを糧にして。

正義と悪とは難しい関係だと、私は思います。
皆、同じ方向から景色を眺めることは出来ないのですから。
それでも、幼い頃から辛い目に遭ってきた旭が正義に執着する理由、悪はいけないことで、何をやっても許されるという理由はとてもわかって。痛々しかったですが。

子供が背負うには、重過ぎるもの。

聡がそれに気づき、その荷をとってやることが出来たようで、それが本当に心から嬉しかったです。
他の誰でもなく、旭の心に一番大きな影響を与え続けてきた聡じゃなければ、出来なかったこと。
最後の言葉で、旭の世界が大きく変わったでしょうね^^

いつもいつも、らんららさんの小説では泣かされっぱなしです、本当;;
野いちごでの皆さんの反応が楽しみです☆ふふふ♪

takagaっち!

読んでくれてありがとう!
こうだから、こう、という表現が出来なくて、なんだかあいまいな作品ですが。
うん、でも。takagaっちに言いたいことが伝わった気がする!
満足!

て、びっくりしましたよ!!ミスって!!
何かめちゃめちゃ基本的な間違いを犯したのかとひやひやしちゃった(><)意地悪~!!でも、ご指摘ありがとう!
今日は今から少し時間があるので(会社は早退♪)修正します!
ありがとうです!

読みました

これは負の連鎖のお話ですね。
やられたら、やりかえす。殴られたら、殴り返す。
それがスケールを大きくしていくと戦争にも発展していく。
最早、理由なんて誰にもわかりません。どこかで連鎖を絶ち切らねばなりませんが、それは容易ではありません。
多くの日本人にとっては戦争は遠くに感じますが、虐待は身近です。基本は同じですね。
やり返しても本質的な解決には繋がらない。

不気味に感じたのは旭の信念の所在です。
あの日のテロは一方的でした。一般的には、あの日にお亡くなりになられた方々を「犠牲者」と呼ぶわけです。しかし、テロリスト側からすれば、あれは「事件」ではなく「戦争」です。
旭は、まるで死んだ父親のことを戦争に参加した英雄のように語ります。
彼にとっては、あの日は開戦の日であり、本当の意味で自分の人生が始まったかのように捉えたように感じてしまいます。まさに旭のアイデンティティーのように。
グランドゼロは英雄が散った場所であり憧れの地のように。
彼にとっては父親は死んでいなくてはならなかったかのように。

うちの小説のテーマとも大きく重なる部分がありましたので、興味深く読ませていただきました。
……大橋さんが好きです(笑)リアルです。相談も聞いてくれるけど足も引っ張る。実際、そういうことはあります。大人ってイヤだなあ。

残念な点がひとつ。
ミスを発見しました……。残念です。

それは……




3本目の最後のリンクが、4ではなく2になってました!!

大したことない指摘ー(笑)
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らんらら

Author:らんらら
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